「中国3大都市 出張レポート」 その1
皆さん、こんにちは!
昨年末にお邪魔いたしました
中国三大都市での旅の様子
「中国三都物語」と題して、
2週にわたりご紹介致します。
昨年12月16日~年末にかけて、
1週間 北京、西安(長安)、深圳
に出張し、香港を経由して
戻って参りました。
まず、今週は
北京の見聞をお届けします!
北京空港に降り立って
まず感じた事は、やはり
PM2.5の存在。
警戒レベルの空気の悪さ。
ただ、夜のうちにさまざまな塵が
夜間のうちに地面に落ちるので、
午前中は意外と空が見えます。
ところが、午後になると
しだいにスモークのように靄が立ち込め、
外を歩く人たちはみな、マスク姿でした。
日本の冬の澄んだ青空を求めて、
今、中国からの訪日客多いことが、頷けました。
そんな中でも皆さん、
たくましく外で活動されていて、むしろびっくり!
北京には16日~17日の
わずか二日間のみの滞在だったのですが、
16日は中国3大放送ネットワークの一つ、
CRI(China Radio International)
にお邪魔して、ラジオの特別番組の収録と、
テレビ番組のリハーサル。
そして、翌17日は、
提携している主要旅行会社を訪問後、
いよいよ、テレビ番組の本番の収録。
「中日民間歌唱大会」のプレゼンテーターとして出演しました。
もうすでに、
40周年を迎える歴史ある番組に
出演させていただいたことは
大変名誉なことでした。
選りすぐりのファイナリストが
紅白(男女)に分かれて、歌合戦です!
中国の方は、日本の歌を、
日本(日系)の方は、中国の歌を歌います。
みなさん、プロ並みの歌唱力はもちろんですが、
歌を通して心に訴えてくるものがあり、
涙がこぼれる程でした。
まさに甲乙つけがたい、
ハイレベルの戦いが繰り広げられました。
私は番組の中で
最優歌唱賞(グランプリ)の方に
賞状を渡すという大役を仰せつかり、
コメントをさせていただきました。
この時私は、
「歌は国境を超える。
まさに日中の懸け橋となる、
こうした歌を通しての文化活動・民間外交の
たゆまぬ努力こそが、現在の日中の訪日旅行を始めとする、
日中の深い経済的・文化的絆の礎となっていることを
改めて感じました!」
とコメントを述べました。
本当に感銘を受ける素晴らしい会でした。
中国の古き都への旅について、レポートをお届け致します!
宿場町品川への小さな旅
皆さま、新年明けましておめでとうございます。
久しぶりのブログ更新となりますが、いかがお過ごしでしょうか?
昨年の秋に出版した
『地方創生を可能にするまちづくり×インバウンド 成功する7つの力』。
御蔭様で、多くの方々から反響を頂いております!
お手にとって頂いた皆さま、そして朝日出版社の皆さま、
そして書中にご登場頂いたすべての皆さま、本当にありがとうございました!!
※電子版の発売も開始致しました!!
まちづくり×インバウンド 成功する「7つの力」 | 中村 好明 | Kindle本 | Kindleストア | Amazon
今日は第3章で取り上げさせて頂いた
「事例5―東京都品川区 ~OJTで学ぶ“英語少し通じます商店街”プロジェクト」
(135頁)品川区の取り組みについて、年末に改めて現地に赴いて来ましたので
その時の見聞をご紹介させていただきたいと思います。
今回、まず訪れたのは品川区役所。
「英語少し通じます商店街」の取り組みについて
さらに詳しい話を聞かせていただくことができました。
品川区地域振興部 協働・国際担当課長の河内さまから、
同プロジェクトについて、舞台裏に秘められたご苦労や熱い思いを拝聴しました。
※「英語少し通じます商店街」プロジェクトとは、
2020年オリンピック・パラリンピック開催決定に伴いスタートした事業で、
品川区が商店街の方々に向け参加者を募り、
外国人観光客に対する接客英語力を養い、自信を付ける事で、
商店街の中で英語を使ったおもてなしが実践できる事を目指した取り組みです。
また、区役所訪問の後は、
このプロジェクトの様子をご紹介したお写真においてもご登場頂いた
戸越公園駅前南口商店街の会長でいらっしゃる
「ブティック 5番街」の石田さまのお店にも訪問できました。
※本書137頁 写真下
(なお拙著のキャプションでは誤って「リサイクルショップ」と表記しておりました。
正しくは、新品のみを扱っている「ブティック」です。
この場をお借りして、心よりお詫び申し上げます!)
石田オーナーには実際にこのプロジェクトに参加した際の
現場の生の活動について、率直な声を拝聴しました。
商店街におけるインバウンド接客の現場の様子、
商店街が抱えるさまざまな課題などについても
リアルな声を耳にすることができ、こうした取り組みの課題についても、
改めて熟考させられる大変貴重な機会を頂きました。
お忙しい中、ご対応いただきありがとうございました!
さて、この後は戸越公園駅を後にし、品川経由で京急北品川駅に移動。
皆さんご存じでしたでしょうか。
JR品川駅は実は、港区にあるんですよ。
旧東海道の品川宿は、ちょうど現在の京急北品川駅―新馬場駅の辺りに位置し、
ここが今の品川区となっているのです!
旧東海道の街並みはすっかり近代化されている一方で、
電線は埋設され、古い時代の面影を感じることができます。
北品川駅から歩いてすぐのところに、私の友人、
渡邊崇志さんが起業した㈱宿場JAPANが運営されている
「品川ゲストハウス」があります。
せっかくなので、見学も兼ねて改めてお邪魔させて頂きました。
とても残念なことに渡邊さんは別件の取材対応で不在でしたが、
同社ディレクターの和田さんに詳しく館内ご案内頂きました。
近々バージョンアップされるとの事ですが、
こちらのゲストハウスでは品川の町一帯のタウン英語マップを独自に作製し、
訪日の宿泊ゲストに手渡ししているとのこと。
自分の宿だけではなく、地域ぐるみのインバウンドの取り組みを
先進的に行っているゲストハウスとして、
国内外問わず大人気の理由がわかります。
改めて、同社の取り組みに感銘を受けつつ、北品川から新馬場へ旧東海道を散策。
新馬場にも新しく同社運営の宿が営業されています!
(一棟貸しの「ばんばホテル」)
ここでは品川宿に残る神社や寺院、そして本陣跡が昔の面影を現代に伝えてくれます。
こういった宿場町の記憶は、かけがえのないものです。
今回の訪問を通して、品川区のような
そして渡邊さんの宿場JAPAN社のような取り組みが
日本中に広がっていけば、
それに伴いインバウンドの可能性も広がっていくのではと
また新たな可能性を感じることが出来ました。
皆さんも一度、是非訪れてみてはいかがでしょうか。
東京都品川区の「ゲストハウス品川宿」は、京急・JR品川駅から徒歩12分のバックパッカー向け簡易旅館
それでは、本日はここまで。
皆さん、本年もどうぞよろしくお願い致します!!!
上海水郷の町「周庄(ジョウジョアン)」訪問レポート
皆さま、こんばんは!
久しぶりの投稿となり、恐縮です。
本日は、中国視察レポートをお届け致します!
11月の中旬、わたしは中国国際旅行博(CITM2016)の出張の際、
足を延ばして上海近郊の周庄(ジョウジョアン)という水郷の街を訪れました。
上海のまわりには大小さまざまな水郷の街があります。
そのなかでも周庄は最大級の規模。
機会があればぜひ訪れたいと思っていました。
上海から車で約2時間。
ワゴン車に乗り込み、高速道路と一般道路を一時間ずつ走り、たどり着きました。
日本の田舎と見まごうばかりのひなびた農村風景。
その向こうに、明・清時代の趣を残した古い街並みが、突如として現れました。
まるでテーマパークのような古い街並みがまるごと残っていました。
周庄は白蜆湖という湖の中に浮かぶ島のようなもので、湖の中に独立した水の城。
その中には歴史が瞬間冷凍されていて、
そして人々は白蜆湖での漁業で生計をたてています。
張り巡らされた運河のほとりには素敵なレストランが軒をつらね、
地元で採れた野菜と魚を選んで調理してくれます。
残念ながら日本人の姿はほとんど見られませんでしたが、
欧米系の観光客・中国国内からの観光客で、
平日なのにたくさんの人で賑わっていました。
広大な広さの歴史的な町並みに無数の水路がめぐらされていて、
料金を支払えば、無数のレストラン・ショップ・ゲストハウスのあるこの歴史地区に、何日でも滞在することが出来ます。
人々のくらしにおいて今もモーターを使わず、伝統的な舟で漁へもでかけます。
朝早く漁に行き、昼前には終わります。
わたしも運河の舟にのって街をめぐりました。
驚くべきは、この門の向こう側。
実は、なんと湖なのです!
ここはかつてこの地域に入る人たちの港、埠頭として使われていた、
入口の門だったものだそうです。
人々は舟で参拝におとずれ、お祈りをし、
街で買い物をしたりしてまた帰っていきます。
この大きな湖の周り一帯から、人々が信仰のために寺を訪れるという、
湖とともにある街なのです。
とても感動しました。
そして名物である、上海蟹と同系列の淡水湖の美味しいかにを堪能した後は
全福寺というお寺を参拝しました。
お寺の中には鯉がいて、餌を買ってあげてみると、
たくさんの鯉が寄ってきて驚きました。
そして街には、料理屋さんをはじめ、さまざまなお店が軒をつらね、
今風の若者が集うおしゃれなカフェもありました。
この街の凄いところは、日本の観光地と違って、
昼の観光に加えて夜の観光に力を入れている点でした。
日本の観光地は夕方には店仕舞いをしてしまいますが、
この街のアドバンテージは二毛作、
つまり夜の楽しみが用意されていて、
さまざまなナイトツアーで観光客がおしよせ、
美味しい夕食やバーを楽しめ、にぎやかな音楽が鳴り響き、
たくさんの若者が楽しく時間を過ごしていました。
中国の観光地に学ぶことは、たくさんありました。
古い歴史的なものを現代に活かし、単に古いものを見せるだけでなく、
それをちゃんとマネタイズしている点。
そして昼の消費に加え、夜の消費・需要を獲得して世界の観光客をひきつけている。
是非またこの街に着てみたいと思いました!
皆さまも、是非訪れてみてはいかがでしょうか?
佐賀県唐津くんちレポート
皆さんこんにちは!
今週は、私の地元、佐賀県は「唐津くんち」の体験記をご紹介いたします!
佐賀県庁様からのお誘いを受けて、参加して参りました。
すでに報道されているように、
ちょうど今年の秋、「唐津くんちの曳山行事」が
UNESCO世界無形文化遺産に登録勧告され、
話題沸騰となっている唐津地区。
もうすでに、まるで東京の山手線の新宿駅のような大混雑。
私は前乗りをして、宵曳山(よいひきやま)を見に行ってきました。
唐津くんちは唐神神社に奉納される14の曳山から構成されていて、
各町が奉納する自慢の曳山が2日の夜に出発し、
町中を3日間にわたりパレードするお祭りです。
驚いたのは、そのスピード!
山車とは違い、その迫力は見ごたえがあり、
カーブを曲がる姿などはまさに圧巻です!
江戸時代末期から現代までおよそ200年近く長く引き継がれたお祭りで、
大変歴史も感じられました。
その荘厳な姿が美しく輝きます。
町中には古い家屋や東京駅を設計した辰野金吾氏の旧唐津銀行などがあり、
その中を曳山が通る様子は町全体のアート作品のようで、
見物客の姿が多く見受けられました。
さて、翌日改めて唐津神社にお参りし。
いよいよ唐津くんちが始まると、
私の一番好きな五番曳山 鯛(魚屋町)が登場!
曳山が動くたびにヒレが動く様子がお気に入りです。
https://www.youtube.com/watch?v=bTNSygYNzp0
その後県知事主催のレセプションにて、
佐賀県、並びに九州の政財官界のトップの方々との
有意義な交流会に参加させて頂きました。
有名企業のトップの方々との交流が出来ました。
目の前には、玄海灘の海、そしてその真横には唐津城が見渡せる最高の立地で
地元の方々との交流が出来、忘れえない楽しい旅となりました。
そして今回、からつくんちに初めて参加して、
インバウンドにおける祭りの可能性を改めて感じました。
日本の各地には、四季折々に様々な祭りが開催されています。
今回の唐津くんちでは、外国人の観光客の姿はほとんど見られせんでした。
確かに祭りの期間中はホテルや旅館はいっぱいになります。
だからこそ、来年解禁がうわさされている民泊を活用すれば、
インバウンドのお客様も喜び、地元の方々にとっても臨時の収入となります。
祭りを戦略的にインバウンドのパワーコンテンツにしていけば、
日本の更に奥深い暮らしと文化を外国人に更に
楽しんでもらえるのではないでしょうか。
それでは、本日はここまで!
来週は中国出張のレポートをお届け致します。
ご期待くださいませ!
杉戸町 宿場祭りレポート
皆さんこんにちは。
今週は10月30日に出かけた杉戸町の「開宿400周年記念 宿場祭り」の様子をお届け致します!
皆さん、杉戸町ってご存知でしたか?
埼玉が地元の方はともかく、残念ながら世の中にはあまり知られていないのではないでしょうか。
実は私も、日光街道について学ぶ機会がなければ、
知っていなかったかもしれません。
また参勤交代のための奥州街道の宿場町として
1616年に整備された町です。
そして今年はなんと開宿400年の記念すべき年なのです!!
(かつては「杉戸駅」という駅名だったようです。)
歩いて10分ほどで杉戸宿にはすぐ着きます。
道中にはブルーの昇りがいくつも林立し、はためいていて、
気分を高めてくれます。
まずは、特設の観光案内所に立ち寄り、
マップやパンフレットをゲット!
続いて歩行者天国となったメインストリート(旧街道)を歩いてみます。
朝一は杉戸町出身の宣伝大使である、北陽の虻川美穂子さんによる開会宣言。
虻川さんが冒頭のご挨拶で、
「私は杉戸町の出身です。でも私はこの町が400年も長い歴史のある宿場町だという事を
知りませんでした。このイベントを通して、この町の古く深い歴史が知れてとてもうれしいです。」
とおっしゃっているのを聞いて、こうしたイベントがとても価値あるものだと改めて認識しました。
人々はこうしたイベントを通して、Town Identity(市民としての自覚)や
Town Prideを手に入れるのです。
その後私は、江戸時代の原寸大のレプリカとして作られた
高札場の除幕式に参加しました。
町長を始め、役場の皆さまは地元の学校の先生方により、開幕式が厳粛に営まれ、
お披露目されました。
高札場とは、江戸時代の広報版のことで、
現代のインターネットやSNSのようなものですね!
ここで当時は情報を得ていたのかと、思いをはせました。
そしてその後、知人がプロデュースしている、「たまふわ」のお店にお邪魔し、
杉戸農業高校の生徒たちが運営している料理屋さんを訪問。
生徒たちが一所懸命給仕をしている様子に感銘を受けました。
「たまふわ」というのは、江戸時代の宿場町の記録として残っていたものを、
現代に甦らせたものだそう。
まさに、平成のジュラシックパークの実現ですね!!
祭りの様子を楽しみながら、江戸の宿場町の様子を感じながらの散策。
江戸時代の貴重な古民家が今にも崩れ落ちそうになっていました。
朽ちはじめている歴史的な建物に手を加えて、
たとえばゲストハウス、カフェ、レストランなどにリノベーションして磨いていけば、
訪日客の皆さまが喜ぶようなものが出来るのではないか。
現状には、とてももったいないという気がしました。
「この町にはお宝が眠っている。こうした祭りを通して、地元の皆さんの気運が高まり、
これらの貴重な遺産をなんとかインバウンドに活かせないか」
としみじみ感じると共に、また、新しい意欲がわきました。
杉戸町のインバウンドの可能性を大いに感じながら、
この町を後にしました。
皆さまも是非、こういったお祭りに積極的に参加してみてはいかがでしょうか。
次回は、来週水曜日にお届けいたします!!!
シンガポール滞在レポート
みなさんこんにちは!
毎週水曜日の、中村好明の「観光立国見聞録」。
久しぶりの投稿となります。
私は先週10月16日~22日まで約1週間、シンガポールに出張に行って参りました。
スケジュールの都合上、本日は恐縮ながら木曜日の投稿となります。
シンガポールといえば、、、
マリーナベイサンズ、マーライオンなどをまず想定されると思いますが、
それらと共にツーリストに人気があるのが、ラッフルズホテルの名物カクテル
“シンガポールスリング”です。
実はこのラッフルズホテルのバーこそ、シンガポールスリング発祥の店なのです。
元祖の味が味わえる事で知られているため、世界中から観光客が訪れ、必ず注文するカクテルです。
私もしっかり、味わわせて頂きました。
夜遅くまでにぎやかな通りはお店が軒を連ねて営業しています。
商品は天井までところ狭しと陳列されています。
さて、シンガポールと言えば、異文化共生の国。
ダイバーシティ、つまり多様性のある社会が実現されている都市です。
人口540万人のシンガポール国民の内、大半は中華系です。
ムスリム人口は全体の20%に満たず、マイノリティーではある一方で、
国内ではムスリムやハラールという考え方がとても大事にされています。
町中のレストランや食堂ではハラール認証マークが見られ、
ムスリムの方々も安心して食事やお買い物を楽しめるようになっていました。
今回の出張のメインはというと、
ITB Asia というツーリズムの国際会議に登壇する事でした。
ここで、ハラールin Travelというパネルディスカッションに参加してきました。
セッションにおいて、ハラールの可能性について熱い議論を交わし、
私は日本のハラール対応について、近年の各地における進化ぶりを報告しました。
驚いた事に、この会議の中でも各パネリストから“JAPAN”という言葉が何度も飛び交い、
日本の五輪に向けて世界のムスリムの方々から“JAPAN”のへの熱い眼差しひしひしと実感しました。
ITB AsiaはB to Bの国際ツーリズム産業のマッチングの場として
世界中からのビジネスマンが集結し、巨大な商談会では西洋の人々と東洋の人々が
各所で熱気あふれる商談を繰り広げていました。
そこで出会ったのが、ホテルグランヴィア京都の池内さん。
池内さんは、グランヴィア京都でLGBTのツーリズムを推進する
日本のパイオニアの方です。
ピンクパビリオンというコーナーにおいて、
世界各地のLGBT団体と共にブースを展開されていらっしゃいました。
日本でも、ムスリムはもちろんのこと、ユニバーサルツーリズムとして、
様々な方が安心して楽しく旅をするために、
LGBTのツーリズムの取り組みの推進が必要であると、実感しました。
そして最終日には、SMCCI(シンガポール、マレーシア商工会議所)主催の
設立60周年記念晩餐会が開催されました。
シンガポールの副首相なども登壇され、素晴らしい会に参加させて頂き、
ここでも多くの素晴らしい出会いがありました。
そして、10月22日、チャンギ空港から帰国の途に付き、
日本に戻って参りました。
大変実りのある、濃い1週間を過ごしました。
シンガポールの皆さま、本当にありがとうございました!
来週は、水曜日にお届け致します。
是非、チェックしてみてください!!
佐賀県 鹿島地方視察レポート
みなさんこんにちは!
毎週水曜日の、中村好明の「観光立国見聞録」。
先週は「観光立国フォーラム2016 Vol.3 in Tokyo」開催のため
お休みさせて頂きました。
今週は、我が故郷、佐賀県は鹿島(かしま)についてのレポートをお届け致します!
祐徳稲荷(ゆうとくいなり)神社!
鎮西日光とも言われる豪華な社殿が特徴的な神社で、
九州では大宰府に次ぐ、2番目に参拝客が訪れる、日本三大稲荷の一つです。
(※日本三大稲荷については諸説あります。)
境内では外国人の方も楽しめるよう、
英語、中国語、韓国語などに加え、タイ語のおみくじも用意され、
世界中から多くの人が訪れていました。
特にタイからのお客様に人気が高く、実際権宮司を務める
鍋島朝寿(なべしまともひさ)氏
に、詳しくこれまでの取り組みなどについてもご案内頂きました。
たとえば絵馬は、古来神仏に願い事を書いて奉納するものですが、
今やこの写真にあるとおり、タイ語の奉納絵馬がたくさんありました!
タイは仏教国。死語の来世の事は、仏様に祈る訳ですが、
現世のご利益を祈る場があまりないとのこと。
稲荷神社は、まさに現世利益の神様ということで今やタイの人々に大人気とのこと。
なるほど!!
私が小さい頃は、町で外国人を見掛けた事がありませんでしたが、
今回、我が故郷に訪れる外国人の多さを目にし、大変驚きました。
世界から注目されるようになったのは
決して偶然ではなく、永年大変な努力をされてきた賜物だったのですね!
続いて私たちは、浜宿に移動。
ここは、江戸時代から続く漁師町、商人町、宿場町が
そのままの姿で残っています。
宿場町にはたくさんの造り酒屋が今も残っており、
まるで、昔の時代にタイムスリップしたような感覚を味わえます。
我が故郷ながら、浜宿への訪問は今回が初めてで、
「これをこれからの郷土の観光立国への道に活かさない手はない!」
と、改めて、貴重な資源のありがたさに気付かされました。
それでは、本日はここまで!
来週は1週間、シンガポールでITB Asiaに参加いたします!!
次回の投稿をお楽しみに!