四国旅日記(高知・徳島祖谷渓・香川直島)〔前編〕
みなさん、こんにちは。
毎週水曜日更新の中村好明「観光立国見聞録」。
今週だけは、恐縮ながらお盆休みの都合により、本日木曜日の投稿になりました!
さて今週は、先月末からこの8月初頭まで旅してきた四国の旅日記をお届けします。
先週お届けした、故郷唐津の旅から、私はそのまま筑肥線に乗って、
福岡空港に向かいました。
列車の車窓からは美しい玄界灘の海がずっと眺めていられます。
そして、驚くべきことに、自然と歴史のまち唐津駅から福岡空港は
何と乗り換えなしで直結しているのです!
離陸したかなと思ったらもうすぐに着陸。
あっという間に四国土佐の國に到着。
初日は、そのままチェックインして熟睡。いや爆睡。
二日目の昼は、高知市内で講演。熱気あふれる会場には、
高知県内の官民の多数の名士の方々。
愛媛や徳島からもはるばる聞きに来ていただいていました。
オーディエンスの皆さんのクラス、
すなわち反応の質の高さが、講演する側の出来栄えの質を決めるものだと
いつも痛感していましたが、高知は志国。
案の定、お陰様で心地よく講演ができました。
そして、高知のインバウンドの未来について
情熱をこめて私の考えを伝えることができました。
講演会の後は、ニッポンの未来を切り拓くために命を懸けて闘った幕末の英雄、
坂本竜馬の生誕地に立ち寄り、写真を撮りました。
若いころ夢中になって読んだ司馬遼太郎の『竜馬がゆく』の印象が甦りました。
改めて、観光立国革命の志士として、私も非力ながら頑張ろう!
とこの場所でひそかに決意しました。感無量でした!
そして、そのまま徒歩で、高知城に足を運びました。
高知城は本丸の建造物が完全に残る唯一の城として知られています。
国の重要文化財(県管理)。
天守に加えて、御殿・追手門など全15棟もの建造物が現存しているとのこと。
お城マニアというほどではないものの、
せっかくお城のある地方都市に講演等に行く際、
お城を見ないで帰るといのは、もったいない。
天守閣は、市内のいたるところから眺めることができました。
ということは、天守閣に登れば、市内中が眺められるということ。
真夏の炎天下、最上階まで登りました。
展望フロアには、何と日系アメリカ人の教育旅行のLAから来た学生諸君で
ごったがえしていました。
インバウンドの訪日客で溢れていたのです。
ところが、城内の展示物や各所にほとんど英語の表記はほぼゼロ。
うーん、もったいない。
せっかく彼らのルーツ日本を知るチャンスなのに!!
県庁の皆さん、この件、よろしくお願いしますね!!
お城視察の後は、地元の有志の方々と美味しい・楽しい交流会。
その交流会の後、ホテルに戻る途中で、不思議な光景に遭遇しました。
この8月9日~12日に開催された「第63回よさこい祭り」の練習風景だったのです。
まさに、最終仕上げの真っただ中だったのですね。
(本番も観たかったなあ!)
夜になっても暑い中、出演者の皆さんが汗だくになって、
商店街の中で練習している風景はなかなか見れないものでした。
土佐のすばらしさの舞台裏を垣間見れることができてとてもよかったです。
今週の報告は以上です。
来週は、この翌朝出向いた、徳島祖谷渓(いやだに)紀行をレポートします!
アレックス・カーさんがプロデュースした篪庵(ちいおり)の空間は圧巻でした。
よろしくお願いいたします!
〔後編へ〕