観光立国見聞録!中村好明オフィシャルブログ

中村の講演情報や哲学、思想、最近の活動や思う事について、徒然と綴らせていただきます。

四国旅日記(高知・徳島祖谷渓) 〔完結編〕

 

みなさん、こんにちは。

毎週水曜日更新の中村好明「観光立国見聞録」。

今週は、ばっちり、

予定どおり本日水曜日の投稿となりました!

 

さて、先週予告したとおり、

今回は、四国の旅の完結編。

 

徳島祖谷渓(いやだに)紀行の「後編」

お届けいたします。

この四国紀行末尾の香川県直島の

「瀬戸内国際芸術祭2016」レポートは、来週、

『番外編』としてお届けしますね。

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午後、アレックス・カーさんの

圧巻の篪庵(ちいおり)

(写真に写っているのは、書道をたしなむ同氏の書)

を訪問したあと、

 

私たち一行は、

同じくアレックスさんプロデュースの、

この日の宿、

「雲外(うんがい)

に向かいました。

 

この宿の他に、アレックスさんは、

三好市の「桃源郷祖谷の山里」プロジェクトの

プロデューサーとして

落合集落の中の6軒の古民家再生を

手掛けているとのこと。

 

「雲外(うんがい)もその中の1軒。

古民家が素敵にリノベーションされていました。

2014年5月にオープンした宿とのこと。

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まずは、

桃源郷祖谷の山里」茅葺民家ステイ受付事務所に

立ち寄って、チェックイン。

渋い、もともとは保育所だったところを、

ちょこっと改装して営業。

 

カウンターで宿泊費を支払って、

電子キーの番号を受け取ります。


TEL : 0883-88-2540
受付時間:9:00〜18:00(年中無休)
徳島県三好市東祖谷落合142(旧落合保育所

http://www.tougenkyo-iya.jp

 

自分たちで食材を買ってきて、

キッチンで自炊もできるし、

地元のお母さんが地元のおふくろの味の夕食を、

出張して一緒につくりに来てくれる

有償のプランもあったようですが、

 

今回の夕食は、

祖谷の郷土料理を重箱につめた

ケータリングを人数分事前に申し込みました。

 

事務所から、

スタッフさんが小さな車で先導して、

宿の「雲外」まで案内してくれます。

(もし先導が、なかったらたどり着けていないかも。)

 

「雲外(うんがい)は、

篪庵(ちいおり)のある

「釣井(つるい)」集落からは

かなり離れた別の「落合」という集落の山の中。

これもまた自分たちだけでは、

とてもたどり着けなさそうなくらいの

秘境の立地でした。

 

宿の外見は渋いけれど、

中は快適にリノベーションされていました。

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今風の、モダンなインテリアと、

伝統的なかやぶきの古民家のハイブリッド。

篪庵(ちいおり)とは全然違います。

外は祖谷渓の緑あふれる景観。

 

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このとおり、キッチンは今風。

このほかシャワールーム、

お風呂、お手洗いなどは、

今風の和モダンな感じ。

 

高級旅館のテイストも盛り込んであります。

床は床暖房も。

冬はいいのかも。

 

しかし、一緒に泊まった友人の一人は、

「やり過ぎですね。

 古民家らしさが

 むしろ損なわれる!」

ちょっと不満げで、厳しい意見。

 

なるほど、ね。

そういう意見もあるんですね。

 

さて、館内を友人たちと見て回っていたら、

先ほど先導していただいたスタッフさんが、

頼んであったケータリングの重箱を

届けに来てくれました!

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写真にはないけど、

この他にそばと、おにぎりとスープ。

なかなか贅沢。

たしか、一人4000円くらいだったかな。

ちなみに、宿泊費は一人

1万4000円(4名宿泊時)くらい。

 

買い込んで来た

ビールとワインと美味しい日本酒。

みんなでわいわい過ごしていたら、

あっという間に、

夜も更けてしまいました。

 

木製の押入れから

人数分の布団を出して、熟睡。

 

翌朝は、

雲が山間に立ち込め、

まさに「雲外」の気分。

昨夜のおにぎりとスープで簡単に済ませ、

さっそく出発。

 

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祖谷渓の二日目は、

レックス・カーさんらと共に

地域のインバウンド振興を手掛ける、

祖谷温泉ホテル社長

(ケーブルカーに乗って眼下の

 露天風呂に降りていく宿として有名!)、

でいらっしゃる

植田 佳宏(うえた よしひろ)さん

お会いしに行きました。

 

植田さんは

大歩危・祖谷いってみる会」会長、

「にし阿波観光圏のメンバーとして、

そして、

四国全体の地域連携の先頭に立っている方。

 

レックス・カーさんに、

祖谷渓でどなたに会えばいいですかと聞いたら、

真っ先にこの植田さんの

お名前を教えていただいたので、

アポイントを入れさせてもらい、訪問したのです。

 

 

とても気さくな方で、

いろいろな地域の課題と

可能性について詳しくご説明いただきました。

 

祖谷渓の魅力を堪能した後は、

 

香川県のさぬき市を経由して、

高松市に移動。

 

さぬき市では、

四国88か所のお遍路の88番札所。

大窪寺さん。

そして86番札所志度寺さんに参拝。

素晴らしい大伽藍でした。

お遍路の世界文化遺産登録運動も始まっています。

お遍路の文化は

日本のおもてなし文化の源流の一つです。

インバウンドのお客様は

これからという話も聞きましたが、

これからに期待できそうです。

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この日は、高松に宿泊。

香川の友人たちと楽しい交流会。

瀬戸内の海の幸を堪能。

 

そして、その日の翌日は、

「瀬戸内国際芸術祭2016」の視察のため、

「直島(なおしま)」に向かいました。

アートの力、アートの可能性を強く強く感じました!

 

そのレポートは

「四国紀行」〔番外編〕として、

来週水曜日にお届けします。

ご期待くださいませ。

 

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