シンガポール滞在レポート
みなさんこんにちは!
毎週水曜日の、中村好明の「観光立国見聞録」。
久しぶりの投稿となります。
私は先週10月16日~22日まで約1週間、シンガポールに出張に行って参りました。
スケジュールの都合上、本日は恐縮ながら木曜日の投稿となります。
シンガポールといえば、、、
マリーナベイサンズ、マーライオンなどをまず想定されると思いますが、
それらと共にツーリストに人気があるのが、ラッフルズホテルの名物カクテル
“シンガポールスリング”です。
実はこのラッフルズホテルのバーこそ、シンガポールスリング発祥の店なのです。
元祖の味が味わえる事で知られているため、世界中から観光客が訪れ、必ず注文するカクテルです。
私もしっかり、味わわせて頂きました。
夜遅くまでにぎやかな通りはお店が軒を連ねて営業しています。
商品は天井までところ狭しと陳列されています。
さて、シンガポールと言えば、異文化共生の国。
ダイバーシティ、つまり多様性のある社会が実現されている都市です。
人口540万人のシンガポール国民の内、大半は中華系です。
ムスリム人口は全体の20%に満たず、マイノリティーではある一方で、
国内ではムスリムやハラールという考え方がとても大事にされています。
町中のレストランや食堂ではハラール認証マークが見られ、
ムスリムの方々も安心して食事やお買い物を楽しめるようになっていました。
今回の出張のメインはというと、
ITB Asia というツーリズムの国際会議に登壇する事でした。
ここで、ハラールin Travelというパネルディスカッションに参加してきました。
セッションにおいて、ハラールの可能性について熱い議論を交わし、
私は日本のハラール対応について、近年の各地における進化ぶりを報告しました。
驚いた事に、この会議の中でも各パネリストから“JAPAN”という言葉が何度も飛び交い、
日本の五輪に向けて世界のムスリムの方々から“JAPAN”のへの熱い眼差しひしひしと実感しました。
ITB AsiaはB to Bの国際ツーリズム産業のマッチングの場として
世界中からのビジネスマンが集結し、巨大な商談会では西洋の人々と東洋の人々が
各所で熱気あふれる商談を繰り広げていました。
そこで出会ったのが、ホテルグランヴィア京都の池内さん。
池内さんは、グランヴィア京都でLGBTのツーリズムを推進する
日本のパイオニアの方です。
ピンクパビリオンというコーナーにおいて、
世界各地のLGBT団体と共にブースを展開されていらっしゃいました。
日本でも、ムスリムはもちろんのこと、ユニバーサルツーリズムとして、
様々な方が安心して楽しく旅をするために、
LGBTのツーリズムの取り組みの推進が必要であると、実感しました。
そして最終日には、SMCCI(シンガポール、マレーシア商工会議所)主催の
設立60周年記念晩餐会が開催されました。
シンガポールの副首相なども登壇され、素晴らしい会に参加させて頂き、
ここでも多くの素晴らしい出会いがありました。
そして、10月22日、チャンギ空港から帰国の途に付き、
日本に戻って参りました。
大変実りのある、濃い1週間を過ごしました。
シンガポールの皆さま、本当にありがとうございました!
来週は、水曜日にお届け致します。
是非、チェックしてみてください!!