杉戸町 宿場祭りレポート
皆さんこんにちは。
今週は10月30日に出かけた杉戸町の「開宿400周年記念 宿場祭り」の様子をお届け致します!
皆さん、杉戸町ってご存知でしたか?
埼玉が地元の方はともかく、残念ながら世の中にはあまり知られていないのではないでしょうか。
実は私も、日光街道について学ぶ機会がなければ、
知っていなかったかもしれません。
また参勤交代のための奥州街道の宿場町として
1616年に整備された町です。
そして今年はなんと開宿400年の記念すべき年なのです!!
(かつては「杉戸駅」という駅名だったようです。)
歩いて10分ほどで杉戸宿にはすぐ着きます。
道中にはブルーの昇りがいくつも林立し、はためいていて、
気分を高めてくれます。
まずは、特設の観光案内所に立ち寄り、
マップやパンフレットをゲット!
続いて歩行者天国となったメインストリート(旧街道)を歩いてみます。
朝一は杉戸町出身の宣伝大使である、北陽の虻川美穂子さんによる開会宣言。
虻川さんが冒頭のご挨拶で、
「私は杉戸町の出身です。でも私はこの町が400年も長い歴史のある宿場町だという事を
知りませんでした。このイベントを通して、この町の古く深い歴史が知れてとてもうれしいです。」
とおっしゃっているのを聞いて、こうしたイベントがとても価値あるものだと改めて認識しました。
人々はこうしたイベントを通して、Town Identity(市民としての自覚)や
Town Prideを手に入れるのです。
その後私は、江戸時代の原寸大のレプリカとして作られた
高札場の除幕式に参加しました。
町長を始め、役場の皆さまは地元の学校の先生方により、開幕式が厳粛に営まれ、
お披露目されました。
高札場とは、江戸時代の広報版のことで、
現代のインターネットやSNSのようなものですね!
ここで当時は情報を得ていたのかと、思いをはせました。
そしてその後、知人がプロデュースしている、「たまふわ」のお店にお邪魔し、
杉戸農業高校の生徒たちが運営している料理屋さんを訪問。
生徒たちが一所懸命給仕をしている様子に感銘を受けました。
「たまふわ」というのは、江戸時代の宿場町の記録として残っていたものを、
現代に甦らせたものだそう。
まさに、平成のジュラシックパークの実現ですね!!
祭りの様子を楽しみながら、江戸の宿場町の様子を感じながらの散策。
江戸時代の貴重な古民家が今にも崩れ落ちそうになっていました。
朽ちはじめている歴史的な建物に手を加えて、
たとえばゲストハウス、カフェ、レストランなどにリノベーションして磨いていけば、
訪日客の皆さまが喜ぶようなものが出来るのではないか。
現状には、とてももったいないという気がしました。
「この町にはお宝が眠っている。こうした祭りを通して、地元の皆さんの気運が高まり、
これらの貴重な遺産をなんとかインバウンドに活かせないか」
としみじみ感じると共に、また、新しい意欲がわきました。
杉戸町のインバウンドの可能性を大いに感じながら、
この町を後にしました。
皆さまも是非、こういったお祭りに積極的に参加してみてはいかがでしょうか。
次回は、来週水曜日にお届けいたします!!!